私たちにとってサスティナブルとはどのような状態なのか。“持続可能な”という言葉を使うとき、具体的にどれくらいの長さで考えているのか。地球46億年を4.6キロメートルという距離に置き換えた時、現代社会ができるまでどのような形で地球は変化し、生命が生まれてきたのか。実際に4.6キロメートルを歩きながら地球の歴史を振り返り、自分が持つ時間軸と世界の捉え方をリセットします。
一人一人が想像力を働かし、自分がいる時代を地球自体の歴史の中に置く視点を持つことで、俯瞰した状態で人類が生まれてから地球にもたらしている変化の大きさを体感しました。
参加者からは「体感的に衝撃があり、環境に対してみんなを巻き込んで取り組む必要性を感じた」「新しい視点をもつきっかけになる」など様々な感想がありました。46億年の歴史から紐解くと、人類は小さな存在であるという実感と共に、その小さな私たちが日常で使っている資源の大きさや、環境に与えている影響について問いをもつきっかけになりました。
振り返り・ディスカッションで対話を重視したコミュニケーションを
最後に、今日の感想を一人一人に話して頂きました。気づいたこと、考えたこと、疑問に思ったことなどを対話形式でお聞きしました。
SDGsってそもそも何なのか、その本質は何かについて問いを持つことになった方や、まだ自分に何ができるかはわからないが、先にこういった経験を通じて理解と意識の共有から始めることが大切だと感じた、など今日の研修を通して参加者の方の中に、これまでのアタリマエへと私たちと密接な課題への問いが生まれました。
フィールドツアーで多様性や循環を肌で感じる
1日目で感じた、アタリマエを問い直す視点と、視野を広げることで分かった地球や自然の持つ時間軸や空間軸を踏まえ、現在の私たちの地球を捉えなおします。
フィールドの各ポイントで農や自然の循環・多様性と私たちの繋がりを問いとして提供します。私たちに密接であるはずなのにどうしたらいいか分からなかった問題も、解決のヒントになるような取り組みを実際に見たり、無価値だと思っていたものに価値があると知ることは大きな転換になる事、それに気づける視点を持つこと、あるいはアタリマエだと思っていたことって本当はどうなっているんだろうなど、脳内に”問い“と”なるほど“が交互に押し寄せる時間となりました。
豊かさワークで本当の価値を考える
このワークは自分が思う豊かさを、マンダラートを使って書き出し、それらを俯瞰して問い直すことで、自分だから感じとることのできる価値・大切にしたいものを理解していきます。
ワークの後の気づきでは、「世間で思われる豊かさのようなものではなく、“自分の豊かさ”として考えられた」、「あれも欲しい、これも欲しいってあるけど、実際に豊かさって何だろうと考えたらかなりシンプルなものだった」「豊かさに必要だと思っているのに、現実では実感していないものがあり、ギャップを感じた」「アタリマエのものが豊さだと気付けて良かった」という意見が上がりました。
書き出して気づいた自分の豊かさに、私たちはどれくらいの時間をかけられているのかを理解し、逆に、書いていないのに普段費やす時間が多い対象は、私の豊かさになっているのだろうかを振り返る時間となりました。
1日目の感想で自分がどうしたいかは分からないとありましたが、一人一人が自分の豊かさを知っていることで、その豊かさを守るために何をしたらいいのかを考えることができ、自分がどうしたいのかを考えるきっかけとなります。
ディベートワークで異なる価値観と共存する社会を実感する
この時間は、あるテーマに関して、勝ち負けではないディベートを行うことで、違う考え方や価値観をもつ人とどのように分かりあい、共存を実現するかを考えていきます。
一方の視点だけでなく、他者の視点に立って考えようとすること、また同じ立場にいても持っている理由は違うと知る事、そのうえでどんなこれからがいいのだろうと“考え続ける”ことの大切さを実感します。
議論する中で、異なる視点からの意見を見ようとする際、過去と今と未来を繋げて考えることで、振り返り、分析し、予測し、また今の自分の状態を振り返る。議論する中で、他者の意見が新たな視点となり、自分の思考やその場の議論をさらに深めていくことにつながる体験をします。
メタ認知ワークで未来から自分を俯瞰する
このワークでは、未来のどこかの地点の自分から、“今”の自分に向けた手紙を書きます。未来から客観的に今の自分を捉えることが出来、未来という時間的距離が生まれることにより、自然に自己開示が可能になる手紙です。
この2日間でやってきた色んな要素を回収していくワークにもなります。視野を広げたところから自分を捉えることで、キャリア10年目のこれまでや今の状態と今後どうありたいかの未来を考えることで、今の自分にどうしたいかを問うていきます。
それぞれ、これから大切にしたいことへの思いや、普段の生活や仕事への新たな問いに気づけたワークとなりました。
振り返りで2日間の成長を感じる
最後に、この2日間を通しての感想を共有してもらいました。
「土の話や知らないことの情報が多く、知識にもなったし、普段の仕事に置き換えてもあてはまることや活かせるところがあった」「ワークを通して未来のことを考え、改めて今の自分を考えられるいい機会だった」「これまでは目の前の仕事、生活だけを見て働いていて狭い視野だと気付いた。もっと視野を広くして、自分の仕事が社会にどう影響を与えていくのか、何に繋がっていくのかを考えいきたい。」「会社にもどってメンバーに伝えたい」「人のためにと思って仕事をしてきたけど、そもそもの人がいる空間の基礎を作っているのは自然だと気付いた。SDGsの本質を理解して業務に取り入れることで深みが出ると思うから、学んでいきスキルアップにつなげたい」などの声が上がりました。
中には会社の研修であることを忘れるほど、自分自身と向き合う時間となった方もいました。自分自身と向き合うからこそ、今の仕事や生活を俯瞰して振り返り、その在り方を問い直すことが出来ます。そして、今後どのように働いていきたいのか、自分の意思をもって考え続けようとする姿勢に繋がります。
今回の研修では、様々なワークを通し、自分で考え、言葉にして発表する機会が多くありました。この、他者の意見を聞くことそれ自体も視野を広げ、異なる立場のものの視点を知る時間になっています。多角的な視点で物事を考えることの重要性、必要性を体感した皆さんは同時に、この2日間で他者の意見を聞き、さらに自分で考え、伝え合うことで異なる視点を得ていました。他者の思いや感情を知る事、自分がやっていることを俯瞰して外から見ることで気づくことのできる“自分”や“価値”があります。
私たちもこの研修を通し、アタリマエを問い直すことを提供するとともに、参加者の方の声から学ぶ時間となりました。一方的に何かを説明し進行して教えるのではなく、皆さんと共に作り上げる2日間になりました。
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