淡路島で、ヨーロッパ、アメリカ、台湾からの団体ツアーや個人旅行などの利用が増えてきています。
今回はパソナグループの運営する淡路島西海岸関連施設のインバウンドの利用実態をご紹介いたします。
2020年以降、新型コロナウイルスの影響により、インバウンド需要は減少していましたが、2022年の10月からは新型コロナウイルス感染症拡大の対策として行っていた入国者の制限や、個人旅行の禁止などが緩和され、2023年現在日本でも多くの外国人旅行者が見受けられます。
今回は、淡路島西海岸でインバウンド利用が増えている弊社施設について取り上げます。
ー目次ー
1.ニジゲンノモリ インバウンド利用実態について
2.淡路島西海岸施設 インバウンド利用実態について
2-1.HELLO KITTY SMILE インバウンド利用について
2-2.HELLO KITTY SMILE 海外に人気の秘密とは
2-3. 禅坊靖寧インバウンド利用について
2-4.知ってほしい禅坊靖寧の魅力について
2-5 インバウンドにおすすめの淡路島西海岸観光スポットをご紹介
東京ドーム約28個分の広大な敷地と豊かな自然に囲まれた「兵庫県立淡路島公園」にある“ニジゲンノモリ”は、淡路島の「自然」、「漫画・アニメ・ゲームなどの二次元コンテンツ」と最新テクノロジーを融合したアニメパークです。
海外、日本問わず人気の「クールジャパンコンテンツ」のアニメーションをテーマにした様々なアトラクションを楽しめます。
外国人旅行者内訳は主に、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドや、アジア(香港、東南アジア、台湾など)です。
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1位 「NARUTO & BORUTO 忍里」
2位 「ゴジラ迎撃作戦」
3位 「ドラゴンクエストアイランド いにしえの魔神と導かれし冒険者たち」
4位 「クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク」
「NARUTO & BORUTO 忍里」が1位に選ばれる背景には何か理由があるのでしょうか。
一般的に海外で「NARUTO-ナルト-」が人気な理由として考えられるのは、海外における「忍者」の人気です。日本古来の忍者という独自の存在が海外では大変珍しく、1980年代以降からハリウッド映画でも取り上げられています。ニジゲンノモリの「NARUTO & BORUTO 忍里」のアトラクションに多くの海外のお客様が訪れるのも、少なからず日本の「忍者」文化の海外への認知の高まりの影響があるのではないでしょうか。
実際に「NARUTO & BORUTO 忍里」で働くスタッフは海外旅行者が多く訪れる理由を以下のようにコメントしています。
▽スタッフの声
「『NARUTO & BORUTO 忍里』の海外のお客様入場者数は全体来客人数の10%~20%で入場されています。
特にアメリカからのお客様が多いです。理由として考えられることは、ニジゲンノモリが欧米をターゲットに英語のリリース記事を発信したりしているので、そのことも影響しているのではないでしょうか。利用は基本的に個人が多いですが、月2回のペースで団体利用もあります。
『NARUTO & BORUTO 忍里』が人気が出る理由は、海外のお客様が「日本ならではのなにか」を楽しみに来日することが根底にあるからだと思います。淡路島のニジゲンノモリは日本のアニメパークなのでそれに当てはまり、ナルトは特に日本の忍者をテーマにしたアトラクションですので、日本ならではの和を感じられ、人気があるのではないでしょうか。
また、実際に『NARUTO & BORUTO 忍里』で働くスタッフの英語熟練度もトップクラスなので、海外のお客様が来やすい環境が整っているのだと思います。」
今後も「NARUTO & BORUTO 忍里」のインバウンド需要に注目です。
ニジゲンノモリで体験できるアトラクションを簡単にまとめました。是非ご覧ください。
「ゴジラ迎撃作戦」
日本が世界に誇る「ゴジラ」が実物大で淡路島に。強大さと迫力を真に体感できる世界唯一のエンターテインメントアトラクションです。プレシアターにて、本アトラクションのオリジナルストーリーをご覧いただいた後、大自然を体感するジップラインと対ゴジラ細胞シューティングやゴジラミュージアムなど様々な楽しみ方ができます。
「NARUTO & BORUTO 忍里」
忍者アニメ「NARUTO-ナルト-」・「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」 の世界観をテーマとしたエリアとなります。三階建ての立体迷路アトラクション「天の巻」、巻物に書かれた7つのミッションに挑む「地の巻」、「地の巻」で描かれた物語の真相に挑む「地の巻・外伝」3つのコースから構成される新感覚忍アトラクションとなり立体迷路やミッションラリー、謎解きにチャレンジします。
「ドラゴンクエストアイランド いにしえの魔神と導かれし冒険者たち」
リアルとデジタルを融合させて表現した「ドラゴンクエスト」の世界を、冒険する屋外型のフィールドRPGアトラクション。参加者は4人1組のパーティとなり、「戦士」「武闘家」「盗賊」「魔法使い」から職業を選択後、冒険の進め方や地図など、アトラクションの情報がまとめられた「冒険の書」と「冒険者のしるし」を使いながら、主人公になりきって冒険を進めます。
「クレヨンしんちゃん アドベンチャーパーク」
アニメ「クレヨンしんちゃん」を題材にした「クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク」は、大自然の中で体を動かしながら、クレヨンしんちゃんの世界感を体感できるアトラクションエリアです。225mと140mの往復2本のジップラインや高さの異なる4つのコースからなる巨大アスレチックをお楽しみ頂けます。
Grand Chariot北斗七星 135°は広大な兵庫県立淡路島公園「ニジゲンノモリ」の最も高台に位置するラグジュアリーホテルです。コクーンと呼はれる宿泊棟では木の香りを感じながらゆっくりと時間を過ごすことができ、お食事は淡路ビーフや淡路玉ねぎ、地元でとれた鮮度抜群な海の幸や島の食材を使ったお料理をお楽しみいただけます。
Grand Chariot北斗七星 135°を利用するお客様層は比較的富裕層が多く見受けられますが、実際のところ海外のお客様は多く利用されているのでしょうか。
新型コロナウイルスの規制緩和後のGrand Chariot北斗七星 135°のインバウンド利用についてグランシャリオ北斗七星135°のスタッフに聞きました。
▽スタッフの声
『インバウンドの利用は最近は増えてきてます。やはり、利用の目的としては、「ニジゲンノモリのアトラクションで遊んだ後にそのまま近くで宿泊をしたい」と考えられるお客様が多く、実際接客をしていても「ニジゲンノモリに遊ぶことが目的で来ました」とおっしゃっていただくことがかなり多いです。
ですので全体の利用率としては、大体10%~20%くらいがインバウンドの利用です。特に香港を中心にアジア圏のお客様が多く利用されています。ナルト、ハローキティのキャラクタールームを希望される方がほとんどです。続いて、ヨーロッパ圏やオーストラリア、アメリカからお客様がいらっしゃっています。
利用形態としては大半は個人利用ですが、特にアジア圏からのお客様は大家族で、連泊をされることが多いです。
また、最近では、台湾からのインバウンド団体の宿泊の問い合わせも来ていますので、今後のインバウンド利用にかなり期待が持てます。
実際に宿泊をされたお客様の満足度は、口コミ等を見るとかなり高く評価をいただいています。特にキャラクタールームにご宿泊されたお客様からは「アニメーションの世界観が忠実に再現されており、感動した」というコメントもいただきました。また、グランシャリオは事前にお伝えいただければ、お食事のビーガン対応やハラルなどの食事規制等に対応してますのでお客様も安心してご宿泊をいただけるのだと思います。
今後のインバウンド施策としては、海外のお客様が多くみられているまとめサイトへの掲載や、海外OTAの拡大、空港などへのチラシの設置等、今よりもさらにインバウンドのお客様に来ていただけるよう、動いていく所存です。』
今後もさらなるインバウンド利用が期待できそうです。
Grand Chariot北斗七星 135°の団体プランはこちら
▼通常タイプのお部屋
通常のお部屋だけではなく、ニジゲンノモリのアトラクションキャラクターや、ハローキティをモチーフにした『キャラクタールーム』も充実しています。
▼ナルトルーム
▼ハローキティ70’s ルーム
現在、淡路島西海岸施設へのインバウンド利用が増えています。その理由として考えられるのは前述した通り新型コロナウイルスの規制緩和と最近では、中国の団体旅行解禁などもあり、各国から来日をする海外のお客様の数が増えたことも影響してるのではないでしょうか。
淡路島西海岸施設で実際にあるインバウンドの事例とおすすめの施設ををご紹介いたします。
HELLO KITTY SMILEは、竜宮城をテーマにしたハローキティのメディアアート&レストランです。施設の中には2つの異なるレストランとメディアアートが楽しめる空間、ショップがあり、ハローキティに会えるグリーティングイベントなど子供から大人、外国人まで楽しめる心躍るコンテンツが多くあります。
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では、実際にインバウンド利用実態はどうなっているのでしょうか。施設スタッフにその詳細についてインタビューしました。
▽スタッフの声
『HELLO KITTY SMILEに来られるインバウンドのお客様は大半が香港、台湾、シンガポールなどのアジア圏の方々です。最近では、ヨーロッパ、欧米系の方々の利用も徐々に増えてきています。
ニジゲンノモリに最初に行かれた後、HELLO KITTY SMILEに来ていただくケースも多いです。
特にインバウンドの利用が多かった時期は7月。1日の入場者数の50%がインバウンドのお客様だったということもあるくらい、かなりのお客様に利用をいただきました。利用形態は今は、個人利用のほうが多いですね。特に、香港等のアジア圏から来られている方々はご家族で来られている方が多く、欧米やヨーロッパからのお客様はカップルで来られている印象です。
HELLO KITTY SMILEで特に人気のコンテンツは、ハローキティのグルーティングタイムです。スタッフも英語でお客様対応をしますので、円滑なご案内とハローキティとの特別な時間を演出しています。また、2階にあるショップエリアで海外のお客様に特に人気なのが、スワロフスキーのキティちゃんのグッズとキティちゃんの和風食器です。やはり、日本ならではという商品が海外のお客様に受けているのではないでしょうか。
今後のインバウンド施策としては、まずはHELLO KITTY SMILE内のレストランでより日本を感じていただける工夫をしていこうと思っています。9月から新たに、抹茶のアフタヌーンティーセットを2階にあります「レストラン玉手箱」で提供予定です。今後もインバウンド利用に期待しています。』
▼ハローキティのグリーティングタイムと2階SHOPエリア
インバウンドのお客様にHELLO KITTY SMILEの魅力がさらに伝わる仕掛けをされていくとのこと。
インバウンド利用のさらなる増加が期待できます。
実際に、ハローキティスマイルを利用されたインバウンドの団体様は、アメリカから華僑のお客様を中心に10名様が、HELLO KITTY SMILEにてギャラリーでの写真撮影やお土産の購入、パーティテラスでのお食事を満喫いただきました。今回の旅の目的は、四国、関西の周遊観光。11日間の旅で、四国では、大塚国際美術館や伊予灘物語列車、金刀比羅宮、道後温泉など日本の魅力を満喫し、最終日に淡路島のHELLO KITTY SMILEにて最後の旅を締めくくられました。中には、日本、HELLO KITTYがともに大好きで、新婚旅行で今回来日したというお客様もいました。
海外のお客様がHELLO KITTY SMIlEに訪れたいと思う理由は、キティちゃんというキャラクターの『Kawaii』という部分、つまり日本の「かわいい」という文化が、海外でとても受けているからかもしれません。
今後もハローキティスマイルのインバウンド団体利用にも注目です。
禅坊靖寧では、淡路島の緑あふれる大自然の中でひと際目を引く建築物で、360度に広がる自然を感じながら、禅やヨガの要素を取り入れた瞑想・呼吸法などで精神を整える座禅リトリートが体験できます。
禅坊靖寧の最近のインバウンド利用実態としては、個人の利用だけではなく、台湾団体のファムトリップでの施設の視察とヨガ瞑想体験の利用や、MICEなどの目的で外国人のお客様を含んだ企業研修などで利用されています。また、日本国内でのTV取材や、有名ヨガ雑誌などが禅坊靖寧を取り上げていますので、多くの在日外国人の方々にも周知がされているのではないでしょうか。今回はこれからのさらなるインバウンドの利用促進に向けて、禅坊靖寧の魅力に迫っていきます。
禅坊靖寧の団体プランはこちら
禅坊靖寧の建物は、建築界最高栄誉といわれる「プリツカー賞」を受賞した坂茂氏設計による唯一無二の建築物です。建物が木造で、特に日本杉を組み合わせて作られた全長100mのウッドデッキでは、裸足で歩くことで、木の温もりと香りが体に伝わります。
日本ならではの美しい日本杉の木造の建築と虫の声、心地良い風、360°に広がる山々を眺めながら瞑想体験ができる施設は他にはありません。
実際に禅プログラムを体験いただく前に、ロビースペースでウェルカムドリンクをお召し上がりいただきます。その後2階のデッキに移動し簡単なヨガアクティビティと瞑想体験をしたあと、ZEN書、ZEN香、ZEN茶などの日本の伝統文化を模した特別な体験を提供します。
インバウンドにおすすめの淡路島西海岸施設を中心とした観光スポットを下記URLからご覧いただけます。
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