パソナグループが淡路島で取り組むWell-being Island淡路島が、第7回ジャパン・ツーリズム・アワードにおいて、第一次審査を通過しました。
今回は、第一次審査を通過したジャパン・ツーリズム・アワードについてや、淡路島でのWell-beingの取り組み、そしてWell-beingを体感できる団体向けの各種体験プログラムなどをご紹介します。
ー目次ー
1.ジャパン・ツーリズム・アワードについて
1-1.ジャパン・ツーリズム・アワードとは
1-2.ニューノーマルなツーリズムの在り方を考える
2.Well-being Island淡路島〜いのち輝く未来社会に向けて〜
2-1.Awaji Well-being Week
2-2.Awaji Nature Lab&Resort
2-3.禅坊 靖寧 ZEN Wellness SEINEI
3.Well-being Island淡路島を体感できる各種体験プログラム
3-1.テロワール農業体験で淡路島の自然に触れる
3-2.ZEN Wellnessプログラムでマインドフルネスな体験を
今年で第7回を迎えるジャパン・ツーリズム・アワードは、自治体、観光協会をはじめ、旅行会社、観光関連事業者、メディアなどツーリズムの拡大に資する事業展開をしている組織、企業、団体、個人を対象に、各応募者の取り組み内容を、「旅のチカラ」の再生と持続可能性の確保につながる組織・企業・団体の取組を参考となる事例として表彰しています。
ジャパン・ツーリズム・アワードは下記の趣旨に沿って実施しています。
※ツーリズムEXPOジャパン公式サイトより引用
<趣旨>
世界で起こっているさまざまなパラダイムシフトに対応すべく、ツーリズムもニューノーマルに向けた変化が強く求められています。どのような困難や制約の中にあっても、旅行者・生活者のWell-being(※)を実現する。雇用機会の創出などをつうじて地域の経済社会の活性化を果たしていくことはもとより、国境や地域を越えた相互理解の深化を実現し、日本のみならず世界の成長、ひいては平和の実現をけん引する。こうした「旅のチカラ」の再生と持続可能性を確保していくために、ツーリズムは進化し続けなければなりません。
そしてその実現に向けて、地域社会への貢献、安心・安全の確保、生産性の向上、環境への配慮など、ツーリズムが取組むべき課題は多岐にわたります。
ジャパン・ツーリズム・アワードは、「旅のチカラ」の再生と持続可能性の確保につながる組織・企業・団体の取組を参考となる事例として表彰し、ツーリズムEXPO ジャパンとの連携により、優れた受賞取組をモデルケースとして広く世の中に知らしめ、さらなるツーリズムの発展に貢献していくことを目的とします。
(※) Well-beingとは「肉体的にも精神そして社会的にもすべてが満たされた状態」にあることを指しています(世界保健機関(WHO)の定義より)
ジャパン・ツーリズム・アワードの応募要項から、アフターコロナにおける新しいツーリズムの在り方やこれからのツーリズムの意義を実感できます。
例えば、応募対象となる取り組みの基準として、下記4点の記載があります。
(1)持続可能な観光地域づくりへの取組
(2)国際相互交流促進への取組
(3)国内交流拡大への取組
(4)アウトバウンド拡大への取組
変化の激しい激動の時代において、ツーリズムを通じた持続可能なWell-beingを実現するための4点と感じました。
例えば、国際相互交流促進や交流拡大は、日本や世界の平和の実現にも寄与し、誰一人取り残されることがない平和で心豊かに生活ができる時代を目指していると感じます。
また、取り組みの審査のポイントでは、下記4点が挙げられます。
(1)革新性
・取組自体がイノベーションを促進し、新しいビジネスモデルとして新たな市場を開拓しているか
・観光DXの推進による旅行者の利便性向上や観光産業の生産性向上等へ貢献しているか
・地域・産業等の持続可能性の向上に新たな地平や展開をもたらすものであるか
(2)事業性
・観光地・観光産業の高付加価値化等の取組による「稼ぐ地域」の実現や観光産業の収益力向上等へ貢献しているか
・収益・財源確保が見込まれ、利用者の満足度が高い等、市場に受け入れられている取組であるか
・持続可能な観光の推進に向けた取組の継続性や実効性を高めるものであるか
※取扱人数、来訪者数、取扱件数、実施回数、観光消費額、経済効果等の具体的な目標を明記すること
(3)持続可能な観光への貢献
・パンデミック収束後も安定的に取組を実施していくことが可能であるか
・環境への配慮、歴史・文化遺産等の地域資源の活用・保全、人材育成、ユニバーサルデザイン、ダイバーシティ、リスクマネジメントなど持続可能な社会の実現に貢献しているか
(4)地域活性化への貢献
・多様なステークホルダーと連携し、地域社会の発展に貢献した取組であるか
パラダイムシフトに応じた最新技術等によるイノベーションで、持続的な発展につながる三方良し(旅行者・観光関連事業者・地域社会)の実現に貢献できる取り組みが「旅のチカラ」の再生に繋がるのではと感じました。
以上のような応募基準や審査のポイントを満たした事業者及びその取り組みが、第一次審査を通過したと考えられます。
ここからは、パソナグループが淡路島で展開する独自の地方創生の取り組みの一つであるWell-being Island淡路島を一部抜粋してご紹介します。
パソナグループは地方に新産業を創るべく、日本全国で地方創生事業を推進しています。
東北・京丹後・岡山・淡路島など、日本全国で地元企業や自治体、地域の方々と連携しながら、「人材誘致」による独自の地方創生事業を展開しており、文化・芸術・食・健康・教育など、国内外からたくさんの人が集まる「夢のある新産業」を創造し、地域の活性化と雇用創造に挑戦しています。
その中で、特に兵庫県淡路島では、2008年から兵庫県淡路島で「人材誘致」による地方創生に挑戦しており、島内で、多くの雇用を創出するとともに、地域資源を活かした様々な施設の開設やイベントの開催を通じて国内外から多くの方が訪れています。
淡路島のプロジェクトを通じて、真に豊かな生き方・働き方ができる「Smart Life Initiative」の実現を目指すうえで、淡路島をからだ・きずな・こころが満たされる「健康の島」として世界で最も先進的で豊かな生き方・働き方ができる場所にすべく、様々な取り組みに挑戦しています。
Awaji Well-being Weekは、毎年秋に淡路島で開催されるイベントで、地方創生や健康、文化などをテーマに、淡路島で心・身体・社会が健康になる2週間です。
淡路島の自然豊かな環境の中で、自身にとっての“豊かさ"を見つめ直す機会や、心身ともに健康でウェルビーイングを実現するライフスタイルなどへの関心が高めていただくべく、『Awaji Well-being Week2023』では、“スポーツ・食・ヘルスケア・イノベーション"をテーマに4つのイベントを開催し、身体・心・社会的な健康を考える機会を提供します。
修学旅行の探究学習においては前述の通り、学校での事前学習で課題を設定し、様々な情報収集を通して、生徒なりの仮説を設定したうえで、修学旅行本番に現地の人との交流を通して検証することが一連のプロセスになりますが、その中でも特に大切な現地交流により本物を知ることは、仮説とのギャップや新たな発見につながり、生徒それぞれが自分事ととして、課題を捉え直す貴重な機会となります。
具体的には、下記のような期間中にイベントが開催される予定です。
UNDOKAI WORLD CUP
2016年からスタートした世界中の人々が健康であり続ける社会の実現に向けた、誰もが参加できる運動会の世界大会を開催します。
ワールドシェフ王サミット
SDGsの観点から健康問題と食物問題をテーマに専門家と共に淡路島の食と健康フォーラムを開催。また全国からシェフを集め、淡路島の食材を使った料理で腕を競います。
ビジネスコンテスト
「Well-being」をテーマにした新産業の創出を目的に起業家・企業によるピッチイベントや、有識者によるパネルディスカッションを行うイベントです。
イノベーションフォーラム
兵庫県淡路島にて、ヘルスケアの未来として注目を集める未来の「ウェルビーイング」に向けて最新動向を紹介。
ヘルスケア分野における活性化を目指します。
ちなみに、2023年は10月27日~2023年11月13日で開催予定です。
Awaji Well-being Weekの詳細はこちら
農業振興を通じて地方創生に取り組む一環として、就農人口が減少する中で農業に触れ合う人口を増やし、自然の恵みを取り入れた豊かな暮らしの実現を目的に、兵庫県淡路島で「Awaji Nature Lab & Resort」プロジェクトを始動しました。
日本国内の農業就業人口は、1960年から50年間で約970万人減少し、2000年の240万人から2020年には136万人と、この10年でも更に減少が続いています。
一方で、農業は私たちの生活に欠くことのできない日々の健康を支える産業であり、さらに環境の保全を通じて、経済的な役割だけでなく、文化的役割や社会的意義など多種多様な役割や機能を果たしています。農業を営む地域では多様な生物が生息し、地域固有の景観や文化が継承され、緑と潤いに満ちた心身共に豊かな暮らしをもたらしてくれます。
こうした農業の魅力を体感できる場所として、ワークショップや食、滞在を通じ、自然の恵みを日々の生活に取り入れる術を学び、健康で心豊かな暮らしを実現するヒントを得るような取り組みを展開しています。
来年春には自然とテクノロジーが調和した住空間による宿泊施設が新しくオープンする予定です。
2022年4月に、淡路島の大自然東経135度の地で禅体験ができる場「禅坊 靖寧」が誕生しました。
見渡す限り360度に広がる淡路島の四季折々の景色が味わえるウッドデッキで、座禅や瞑想、ヨガなどのZEN体験などを体験いただき、日常の喧騒から離れて、大自然の中でやすらぎのひとときを感じていただきます。
また、建築はプリツカー賞を受賞した坂茂氏の設計で、木材が80%以上使用されている自然と調和した建築物です。
変化の激しい時代だからこそ、「こころ」の健康や自分自身を見つめ直す機会を提供しています。
抜粋してご紹介したWell-being Island淡路島の実現に向けた取り組みを団体で体験できるプログラムをご紹介。
淡路島の地方創生を肌で感じていただく機会を是非ご検討ください。
前述したAwaji Nature Lab & Resortでは、団体で農業体験や農家レストランでのお食事がお楽しみいただけます。
農地での体験や食事を通じて、自然の恵みを感じることができ、都会の喧騒から離れた淡路島ならではの体験で、企業の社員旅行や研修旅行をはじめ、学校の修学旅行や校外学習のプログラムとしても人気です。
テロワール農業体験では、無農薬で野菜を育てるフィールドでの持続可能な取り組みをご紹介しつつ、実施時期に合わせた収穫や畝立て、種まき、土づくり、植え付けなどの体験をしていただきます。
農家レストラン陽・燦燦は、農地に佇む野菜が主役のレストランとして、原風景の景色と生演奏の音色を楽しみながら、淡路島の地産地消の食を召し上がっていただきます。
テロワール農業体験の詳細はこちら
農家レストラン陽・燦燦の詳細はこちら
農業の六次産業化を学ぶプランの詳細はこちら
ZEN Wellnessプログラムでマインドフルネスな体験を
前述した禅坊 靖寧では、一日4時間のZEN Wellnessプログラムをベースに様々な体験のご案内が可能です。
4時間のプログラムでは、前述のZEN体験のほかに身体の内側から整える禅坊料理やZEN茶、ZEN書などの体験をお楽しみいただけます。
そして、団体には各種貸切プランをご用意。
体験や食事付きの貸切プランや禅坊 靖寧を場所貸しするスペースレンタルなど、お客様のご要望に合わせてご提案が可能です。
禅坊 靖寧の団体プランの詳細はこちら