2022年度「ビジット・ジャパン台湾訪日教育旅行促進事業」にて台湾教育旅行関係者が視察で訪問

公益財団法人兵庫県国際交流協会では、「訪日教育旅行」で来日する海外の青少年と日本の児童・生徒が、兵庫県下の学校での交流活動を通して、同世代間の友情を深め、草の根レベルの国際交流や国際理解が進むよう、支援・協力をしています。

今回は、台湾からの訪日教育旅行を誘致することを目的に、兵庫県の教育旅行向けプログラムを学ぶ一環として、台湾各地の高等学校及び中学校の校長先生や教員に来島いただき、淡路島のおすすめプログラムを視察し体験いただきました。

台湾の修学旅行事情

まず訪日教育旅行とは、「引率者と児童・生徒で構成される海外からの訪日団体旅行で、学校等を訪問し、学校交流等をする教育旅行」のことです。

日本へのいわば修学旅行ですが、台湾の教育旅行が日本のと異なるのは、学年・学科の全員が参加する形態ではなく、数十名規模の希望者や選抜者から成り、半日から一日程度の学校交流を取り入れている点です。

台湾の学校の様々なニーズに応えるため、兵庫県では、「学校交流」をはじめとして、阪神・淡路大震災の経験から学ぶ「防災学習」や「環境学習」、「産業学習」、「日本文化の体験学習」等バラエティに富んだコンテンツを提供しています。

淡路島では、震災で生じた「野島断層」や、倒壊した国道・被災した民家を保存・展示し、震度7の揺れを体感できる「北淡震災記念公園（淡路市）」が代表的ですが、今回は、教育旅行のトレンドである「SDGs学習」や新感覚の「日本文化の体験学習」を視察いただき体験いただきました。

淡路島ならではの体験を

話題の新スポット禅坊靖寧やアニメパークニジゲンノモリなど、淡路島でしか提供できない“ならでは”のプログラムを視察いただきました。

まずは、先生が学び楽しめなければ、生徒に満足度の高いプログラムを提供できないと考え、積極的に各種プログラムを生徒と同じように体験いただいたことで、台湾の学校関係者の皆様からは、感嘆の声や笑顔と笑い声が溢れる瞬間が多々ありました。

※今回の行程は、視察用に特別にアレンジしており通常のプログラムにはまりませんので、まずはお問い合わせください。

❚禅坊靖寧　到着（9:00）

淡路島の大自然、東経135度の地で禅体験ができる禅坊靖寧に到着。

2022年4月にオープンした新スポットで、禅体験の他にZEN茶やZEN書など日本文化の体験もおすすめです。

まず初めに禅坊靖寧について禅坊長よりご説明。

なお、今回は通訳ガイド同行のため、日本語でご案内していますが、禅坊靖寧は英語対応が可能です。

禅坊靖寧の詳細はこちら

禅坊靖寧

禅坊靖寧で提供する各種プログラム（左からZEN書、ZEN香、ZEN茶）

ZEN体験いただくウッドデッキ

禅坊靖寧の特徴は、建築とプログラム内容。

自然と調和した木の温もりを感じることのできる建物としての魅力と自分と向き合うZEN Wellnessプログラムの詳細を館内を見て回りながら解説していきます。

続いて、実際にZEN Wellness体験をショートバージョンでお届け。

今回の講師は、日本瞑想協会認定コーチでもあるBilalがヨガと瞑想を指導しました。

※講師は日によって変わります。

ZEN体験や瞑想いただく際はZENチェアを使用することで、ご年配の方や外国の方など誰でも座禅が組めます。

約1時間程度の滞在でしたが、禅坊長やヨガインストラクターとの交流も含めて新感覚の「日本文化体験」に参加者も満足そうでした。

禅坊長と一緒に集合写真

❚タネノチカラ　体感型SDGs研修（10:20）

農地で行う屋外研修で修学旅行や校外学習の利用が多い人気の教育プログラム「体感型SDGs研修」を視察。

台湾でもプラスチックの削減をはじめ環境対策へ積極的に取り組んでおり、一般ごみのリサイクル率も高い水準を誇ります。

そんな環境問題への意識が高い参加者に日本のSDGsの教育現場を視察いただいたことで、グローバルな目線から環境問題に取り組むことの重要性と将来を担う若者に「多様性」「循環」「共創」というSDGsの根幹部分を学び体感いただく機会の創出を考えるきっかけになりました。

体感型SDGs研修（教育向け）のプログラム詳細はこちら

体感型SDGs研修の様子

まずは、研修の概略のご紹介と簡単なセミナーを実施。

雪がちらつく中での実施でしたが、参加者は講師の話に興味津々。

台湾での環境に対する意識の高さもうかがえます。

その後、フィールドツアーのショートバージョンを実施。

普段の生活の中で目を向けることのなかった自然界の法則や循環を知ることで、新しい視点が身につきます。

触覚が人間の最も優れている感覚ということで、実際に手で触って体感いただく参加者も。

コンポストや自然循環の説明は一部において専門的な解説が混じりますので、旅行催行前に通訳との事前の擦り合わせが必要な場合があります。

※コンポストとは、家庭からでる生ごみや落ち葉、下水汚泥などの有機物を、微生物の働きを活用して発酵・分解させ、たい肥及び肥沃な土を作るシステムのこと（下記写真右側の柵内）。

❚クラフトサーカス　ランチ開始（11:30）

日本の夕陽百選に選ばれた淡路島の海と夕陽を眺めながら、食事が楽しめるシーサイドレストラン＆マーケット。

今回は淡路島クラフトキッチンの直径40㎝のクラフトサーカス名物「島ピザ」をお楽しみいただきました。

クラフトサーカスの詳細はこちら

リゾート感溢れる店内

淡路島の食材をふんだんに活かした島ピザ

リゾート気分を味わえるクラフトサーカスは淡路島の海を近くに感じられる淡路島でも人気のスポット。

参加者も写真撮影に夢中でした。

❚アニメパーク　ニジゲンノモリ（13:00）

世界で人気の日本の漫画・アニメ・ゲームと淡路島の大自然が融合したアニメパークニジゲンノモリ。

日本の学校が修学旅行や校外学習で多数利用いただいているプランをご紹介し、台湾からの訪日教育旅行誘致の可能性を検討いただきました。

また、台湾でもNARUTOをはじめ日本のアニメ文化が人気で、実際にアトラクションを体験いただくことで、生徒と同じ目線で、お楽しみいただきました。

ニジゲンノモリの詳細はこちら

園内（県立公園内）は東京ドーム28個分と非常に広大なので、トラムカー、一部徒歩で移動しました。

県立公園の自然やアトラクションの様子などを車窓観光でお楽しみいただけます。

最初のアトラクションはNARUTO＆BORUTO 忍里。

立体迷路と謎解きを楽しめる教育旅行でも人気のアトラクションです。

チームビルディングの要素や英語学習にも対応したプランがあり、参加者も興味津々でした。

続いて、クレヨンしんちゃんアドベンチャーパークのジップラインを体験。

公園内の広大な池の上を滑走する約225mのジップラインを実際に飛んでもらい、スリル満点の体験に大盛り上がりでした。

最後にゴジラ迎撃作戦の実物大ゴジラの前で記念撮影をして、今回の行程は終了。

参加者の感想として、日本そして淡路島ならではの学習体験を視察することができ、魅力的なプログラムのおかげで今後の訪日教育旅行の可能性に期待が持てるとの声をいただきました。

訪日教育旅行にもおすすめの淡路島西海岸

今回、視察いただいた禅坊靖寧やニジゲンノモリはインバウンドの利用実績も多く言語をはじめ受入体制が整っています。

また、タネノチカラ体感型SDGs研修は教育旅行プログラムとして日本の修学旅行や校外学習で高いリピート率を誇り、プログラム内容の満足度の高さが特徴です。

世界の若者が淡路島に集結して、各種プログラムを学び体験いただく受け皿は整っていますので、まずはお問い合わせください。

ご要望やご予算に応じて、行程のご提案や訪問施設のアレンジをさせていただきます。

教育旅行まとめ3選はこちら：https://awaji-resort.pasonagroup.co.jp/educationalprogram

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