衣食住の"アタリマエ”を見つめ直す　体感型SDGs研修

大阪府の池田市立北豊島中学校の生徒152名様にタネノチカラの体感型SDGs研修半日プラン（3時間）を体験頂きました。

76名ずつ2日に分かれて行った研修では、生徒様が実際に土・草木を手で触り観察しながら、SDGsの根幹である

「共創・循環・多様性」を実際に"体感"します。

プログラム内容

・セミナー　・フィールドワーク　・体験ワーク（開墾、火起こし、草刈り）※体験ワークの内容は時期によって異なります

体感型SDGs研修スタート

菜の花が咲き誇る心地よい天気の下、生徒の皆様が研修フィールドに到着。

フィールドには、タネノチカラのメンバーが、淡路島の土を使って建てた「アースバッグハウス」や、耕作放棄地を一から耕した畑が広がっています。

「無肥料、無農薬で雑草や虫と共存しながら野菜作りをすることがなぜできるのか」といったように

「当たり前のことを改めて問い直す」ためのヒントがフィールド内に隠されています。

セミナー

「“農”を通じた持続可能な社会の実現」

タネノチカラの代表の金子から約1時間のセミナーを皮切りに研修が始まります。

地球温暖化や、土の重要性。日本の食料自給率など、差し迫っている社会問題について学校での学びがリアルな社会とつながったときの、真剣な生徒たちの眼差しが印象的でした。

セミナーの講義ではこの3つのポイントを中心に生徒とやり取りをしながら、セミナー内で提供された様々な「問い」について考えながらフィールドツアーに向かいます。

フィールドツアー

フィールドツアーではグループに分かれて、「共創・循環・多様性」を身近な暮らしに落とし込むことができる方法を　　　肌で体感しながら、当たり前のことを改めて問い直す場面の連続です。

「雑草と野菜の違いは何だと思う？」

「淡路島の木くずから出来た土は、湯気が出るほど熱い！」　微生物が有機物を食べて熱を発している土に触れてみます。

土のうを積み上げてつくった「アースバッグハウス」は地震や悪天候にも強い持続可能な建築物。

材料のほとんどが「土」で、地球環境に負荷をかけない優しく可愛いフォルムに生徒様も興味津々。

体験ワーク

①開墾

「竹林を管理しなければ、土地が砂地になって土砂崩れが起きてしまう可能性がある」

竹林が増えすぎることで起こりうる問題を生徒様に投げかけ、「開墾」の意味を伝えます。

農地に生まれ変わる可能性がある土地はほとんどが竹やぶ。開墾がまだまだ必要です。その為の第一歩は竹を伐採すること。

最初は慣れないのこぎりの作業に戸惑いながらも、徐々にスピードが上がり、気づけば伐採した竹の山が出来ていました。

②火起こし

マグネシウムと鉄の棒を擦り合わせる方法で火起こしにチャレンジ！

ステップ1：脱脂綿に火花を散らして点火　　　ステップ2：麻の紐に点火

2つのステップをクリアしたら「火起こしマスター」の称号を手に入れることができます。

火起こしマスターになれた人は、火おこしに苦戦している人にアドバイスをし、仲間と力を合わせて体験をしました。

先人の知恵や工夫を知るとともに、火の大切さとありがたさを学びます。

③草刈り

「草刈りの意味って何だと思う？」

肥料を使わずに、野菜が育つ秘訣は「草刈り」です。刈った雑草は栄養たっぷりの土へと生まれ変わります。

2グループに分かれて草刈り対決！　早く、楽しく、環境にやさしく、丁寧に草刈りできたチームに加点されます。

草刈りで農薬や化学肥料を使わずに作物を育てることを肌で実感し、和気あいあいととした雰囲気で研修を終えました。

まとめ

持続可能な社会を創るために、座学で学ぶことと、実際に身体を動かして体験することで、その後の行動に比較できないほどの差が生まれます。

日本、世界で起きていることを「自分ごと」として捉え、1人1人が小さな変化を生み出すことがSDGs達成の第一歩です。

「タネノチカラ」の体感型SDGs研修では「問い」と「気づき」を生徒様の力で見出す”きっかけ”を提供いたします。

研修のお食事会場におすすめ

農家レストラン「陽・燦燦」

自社農園で栽培した身体と環境に優しい野菜と淡路島の生産者が心を込めて育んだ食材をふんだんに使用した、農家レストラン「陽・燦燦」は体感型SDGs研修のフィールドから非常に近く、豊かな自然に囲まれた癒しの空間でお食事ができます。

学生団体様向けにカレーとサラダのセット（税込1500円）をご提供しております。

陽・燦燦の施設詳細はこちら　　　　施設レイアウトのダウンロードはこちら

体感型SDGs研修プラン

今回ご紹介した、半日プラン（3時間）の他に1dayプラン（5時間）もご案内しております。

体感型SDGs研修の詳細はこちら

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