体験から“自分ごと化”へ。NTTファシリティーズが実施した2日間のGX研修
株式会社NTTファシリティーズの社員21名が、兵庫県淡路市で「タネノチカラの環境ワークショップ」に参加しました。
本研修は、同社が策定した「建築分野のGX環境目標」およびNTTアーバンソリューションズグループが策定した「生物多様性方針」を、現場レベルで“自分ごと化”し、行動につなげることを目的として実施されたものです。
近年、多くの企業がサステナビリティやGXを経営戦略に掲げる一方で、「現場の理解や行動にどう落とし込むか」という課題を抱えています。
タネノチカラのプログラムは、その課題に対し、知識ではなく“体験”からアプローチする研修です。
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アタリマエを問い直す、タネノチカラSDGs研修とは
タネノチカラのプログラムは、「生きる」という視点から自然や農の営みを捉え、そこにある「共創・循環・多様性」から社会のあり方を学ぶことが可能です。参加者は淡路島の自然と向き合う中で、環境問題や社会課題が自身の仕事や日常とどのようにつながっているかを、体験を通じて理解します。
タネノチカラの研修が企業にもたらす価値は、大きく3つあります。
① 環境課題を“自分ごと”として捉える力を養う
セミナーによる知識のインプットに加え、淡路島のフィールドで自然の循環や多様性を体感することで、環境問題を単なる情報としてではなく、自身の業務や意思決定と地続きの課題として捉え直します。
「理解する」だけでなく、「実感する」ことで、日常の判断基準そのものに変化が生まれます。
② 抽象論から“実装できるアイデア”へ転換する
焚き火を囲んだ対話やグループワークを通じて、参加者同士が気づきや違和感を共有しながら思考を深めていきます。
「環境に配慮する」といった抽象的な概念を、自社の事業や業務に落とし込み、実行可能なアクションへと転換していくプロセスを重視しています。
③ 部門を越えた共創・チームビルディングを促進する
自然の中という非日常環境に身を置くことで、立場や役職を越えたフラットな対話が生まれます。
共に体験し、考え、言語化するプロセスを通じて、組織内の相互理解が深まり、新たな視点や価値観の共有につながります。
普遍的な正解はないからこそ、参加者たちが「体験と実感」を通じて理解して自ら問い続ける力を養うことを目指しています。
当日のプログラム内容
今回は以下のような行程でプログラムを行いました。昼食もすべてパソナグループの施設をご利用いただきました。
【1日目】
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時間 |
項目 | 実施内容 |
| 11:00-11:30 | 集合・オリエンテーション | 新しい気づきや視点を取得するための姿勢を整える |
| 11:30-12:30 | セミナー | SDGsや環境問題をテーマにしたセミナーを実施 |
| 12:30-13:30 | 陽・燦燦にて昼食 | 地産地消の食材を使った食事 |
| 13:30-15:00 | フィールドツアー | フィールドの各ポイントで農や自然の循環・多様性について説明 |
| 15:00-16:30 | 火おこしディスカッション | チーム協力で火をおこし、焚火を囲みながら気付きや学びを共有。 「持続可能な街づくり」についてディスカッションを実施 |
| 16:30-17:30 | 振り返り、グループ発表 | 各チームが本日の気づきと思考を言語化して発表。 |
| 18:00-19:30 | 海神人の食卓にて夕食 |
淡路島ならではの「海鮮」と「淡路牛」を堪能。 |
【2日目】
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時間 |
項目 | 実施内容 |
| 09:15-11:15 | 4.6kmウォーク | 地球46億年の歴史を4.6kmの距離に換算し歩き、時間軸を体感しながら地球の歴史について学び、持続可能性や生物循環について再考する |
| 11:30-13:30 | のじまスコーラにて昼食 | イタリアンのコース料理をご提供 |
| 13:45-14:45 | 4.6kmウォーク振り返り |
朝の4.6kmウォークで得た気づきを、参加者たちが言語化しグループ内で共有 |
| 14:45-15:45 | 全体振り返り |
2日間全体を通じた学びを整理 |
| 15:45-16:00 | 終了式 | プログラム終了 |
【1日目】自然との対話の中で学ぶ
初日は、環境問題の現状を学ぶだけでなく、「なぜ『土』が危機的状況にあるのか」という問いを起点に、都市と自然の関係性を見つめ直すプログラムから始まりました。講師との対話を通じて、参加者は普段意識することの少ない自然の基盤に目を向け、思考を深めていきます。
続くフィールドツアーでは、コンポストや畑、雑草の役割などを実際に観察しながら、自然の循環や多様性を体感。生ごみや落ち葉が土となり、そこから新たな命が育まれるプロセスを目の当たりにすることで、人と自然のつながりを実感として理解していきました。
午後は、チームごとの火おこしディスカッションを実施。協力しながら火を起こし、焚き火を囲んで対話する中で、セミナーやフィールドワークで得た気づきを整理していきます。「持続可能な街づくり」をテーマに議論を深めることで、参加者の思考は「環境に配慮する」という抽象的な概念から、自社の業務に活かせる具体的で実装可能なアイデアへと発展しました。
その結果、各チームからは「自然の循環を取り入れた街づくり」や「多様なエネルギーの活用」といった、多角的な視点に基づく提案が生まれました。
【2日目】時間軸を拡張して考える
2日目は、「タイムウォーク(4.6kmウォーク)」からスタート。地球46億年の歴史を100m=1億年に換算し、淡路島の農道を歩きながら、宇宙の誕生から現代に至るまでの進化の過程を体感します。
長い時間の積み重ねの中で現在が成り立っていることを身体で感じることで、参加者の時間軸や世界の捉え方に変化が生まれます。同時に、人間活動がここ数百年で急速に拡大し、多くの資源やエネルギーを消費してきたことを実感として理解していきます。
参加者からは、「これまで当たり前に行っていた行動を見直し、脱炭素や環境負荷低減に向けて身近なところから取り組みたい」といった声が上がり、意識の変化が行動への意欲へとつながっている様子が見られました。
タネノチカラのプログラムが生み出す変化
参加者たちの体験コメントから、本プログラムがもたらした思考の変化が見えてきます。
構造設計担当の参加者は「自然の循環を実際に体感したことで、これまで概念だった“環境配慮”が、具体的なイメージとして理解できるようになった」とコメント。日頃の業務の中では捉えにくかった「環境配慮」の意味が、フィールドでの体験を通じて、具体的なイメージを伴うものへと変わっていった様子がうかがえました。
別の参加者は「これまで廃棄していたものも自然の中では資源となることを知り、循環の中にどう組み込むかを考える必要性を感じた」と述べています。「共創・循環・多様性」という考え方が、フィールドでの体験を経て自分自身の問いや行動につながっていきます。
タネノチカラの研修が生み出すもの
GXやサステナビリティへの対応が求められる中、経営層が掲げる環境目標を、いかに現場の行動へとつなげるかは多くの企業にとっての課題です。知識として理解していても、それを日常業務の中で「自分ごと」として捉えることは容易ではありません。
タネノチカラの体感型研修は、そのギャップを埋めるためのプログラムです。セミナーでの理解に加え、フィールドで自然の循環を体感し、焚き火を囲んだ対話を通じて気づきを言語化する——このプロセスを通じて、参加者は「アタリマエ」を見直し、自身の業務や価値観を新たな視点で捉え直していきます。
また、4.6kmウォークでは地球の長い歴史を身体で感じることで、時間軸や世界の捉え方そのものに変化が生まれます。
淡路島のフィールドは、耕作放棄地を再生した実践の場でもあり、生きた自然の循環を直接観察できる環境です。こうした体験と対話を重ねることで、個々の気づきが組織内で共有され、学びは一過性のものではなく、行動へとつながる力として根づいていきます。
各企業・団体様ごとにアレンジも承ります
タネノチカラでは、企業・学校・団体それぞれの目的や課題に応じて、研修プログラムのカスタマイズが可能です。
今回のNTTファシリティーズ様の事例も、「GX」や「生物多様性」をテーマに設計した2日間のオリジナルプログラムとして実施しました。
企業向けには、リカレント教育や新入社員研修、事業開発などに活用される「法人向け体感型SDGs研修」をはじめ、地球46億年の時間軸を体感する「タイムウォーク研修」、対話や共同作業を通じて主体性や協働力を育む「チームビルディングプラン」など、多様なプログラムをご用意しています。
いずれのプログラムも、テーマや目的、人数、日程に応じて柔軟に設計可能です。
企業ごとの課題に寄り添いながら、実践につながる学びをご提供します。
GXやサステナビリティの現場浸透にお悩みの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
その他の事例
ご利用いただいた様々な事例を紹介いたします
医療法人団体様
女性社員を中心とした医療法人団体様の一泊二日の社員旅行で農家レストラン陽・燦燦をご利用。生演奏サービスや野菜本来の旨味を引きだしたコース料理をご堪能いただきました。
関西圏不動産デベロッパー御一行



